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​驚異のWixテクノロジーによって4K対応した記事

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[Review]


SIGMA
135mm F1.8
DG HSM | Art


5000万画素対応レンズ
meets
5000万画素EOS 5Ds
R

 

更新 2023/01/14  

Firefoxで閲覧しないでください、画質が極端に劣化します。高画質を確認しているのはEdgeとChromeです。




135mm F1.8 DG HSM | Art レンズレビュー

ある時からずっと....この言葉が頭から離れない“なすべき良いことを知っていながら行わないなら、それはその人には罪です”だから私は、レビュー記事を書く時は必ず、紹介する製品の欠点にフォーカスしてきた。何故なら、私の使命は買うべき理由を与えることではないからだ........そんなことは血気盛んなYoutuberに任せておけば良い。

........どうも皆さん、フィリポです。SIGMA 135mm Artの弱点ってなんだろう?大きく重く、手ぶれ補正非搭載。でも、そんなことは買う前からわかっている。開放時の周辺減光や僅かな歪曲収差なんて、ボディ内補正ができるデジタルカメラにとっては、あってないようなもの。そう考えると、使ってみて初めて気づく欠点なんてものがない。

あえて、難癖をつけるならピントリングが軽すぎることくらい。あら捜しするつもりで撮影してるのでは勿論ない。だが、レビューするのであればあら捜しをせざるをえない。しかし使ってみて見えてきたのは、徹底的に研ぎ澄まされた描画とSIGMAの異常と言えるほどの執念だ。このレンズの描画には全く隙がない........真面目パート終了。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 135mm Artと5Ds R 1

 Canon EOS R,  SIGMA 24-105 F4 DG OS HSM | Art 013,  105mm,  "0.4",  f11.0,  ISO 100  

鏡筒太すぎぃ!5Ds Rが小さく見える。このカメラは5DM3と共通ボディのクラシカルな一眼レフだ。そんなデッカイ一眼レフにつけてもこのサイズ感。だが、このデカさには秘密がある。実は、ラージフォーマットのGFXでも使えるようなのだ。つまり、ライカ判では美味しい中央部だけを使っている。だから開放でも四隅まで極めてシャープ。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 135mm Artと5Ds R 2

 Canon EOS R,  SIGMA 24-105 F4 DG OS HSM | Art 013,  105mm,  "0.6",  f11.0,  ISO 100  

使用感....ピントリングが軽すぎ。ストロークは充分だがピントを微調整しようとすると軽いせいで行き過る。これだけピントリングが大きいところを見ると、積極的にMFしていく前提なのだろう。しかし、はっきり言って135mm f1.8なんて手持ちじゃMFは無理だぞ........三脚使って、ライブビュー10倍以上に拡大して初めて合わせられるレベル。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 135mm ArtとEOS R 1
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 135mm ArtとEOS R 2

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm DG HSM | Art 017  

EOS Rちっちゃくてカワイイ☆某掲示板なんかは、あれがデカいだの重いだの書いてあるけど、5DもEOS RもKISSも大差ないだろ........そりゃあ645zくらいデカかったらヒエ~ッwてなるけどさ。そういうわけで、135mm Artなんて大きくも重くもありません。そうそうこのレンズは、SIGMAのライトバズーカより30g軽いぞ....つまり実にLightだ。







スナップ的に撮影してLightroom無調整現像

135mmって一般的には相当扱い辛い画角らしい。私は100-400mmマスターなのでしっくり来る画角。しかし、そういう人は少数派だろう。田舎住まいなこともあって、視界が数キロ開けてるのは当たり前。そういう環境でスナップ撮影するのには向いていると思う。逆に商店街や街中なんかに入ってしまうと、画角が狭くて相当使いにくそうだ。

カメラはEOS Rだ。まさか、5Ds Rがおてがるスナップで使えるとか思ってるやつはいないよな?だが、安心してほしい。肝心なポートレート撮影はちゃんと5Ds Rを使ったから。結論から言うと、このレンズ一を眼レフで使うのは難しい。“非”像面位相差AFでは、ピントが合ったり合わなかったり。暗くなってくると精度が落ちるようだ。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 夕方の港の写真

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/3200,  f1.8,  ISO 100  

開放f1.8。とにかくボケる。被写界深度は本当に僅かだ。ピントを合わせた人物とこれだけ距離があっても背景がボケている。開放だと周辺光量落ちは激しい。歪曲収差は殆ど存在しないはずだが気になる。ただ、GLOBAL VISIONレンズはCanonのボディ内光学補正に対応しているので安心だ。ニコンとソニーも対応してるだろ?よく知らないが....

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 天然ガストラック

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/640,  f1.8,  ISO 100  

開放から極めてシャープ、ゆるさなど微塵も感じられない。動いていようが、被写界深度が浅かろうがセンサーが被写体を直接見ている像面位相差AFなら余裕でピントが合う。AFは早いと断言できるくらい高速だ。やはり、被写界深度は相当浅く車体側面の“127”のプリントから背面の"火気厳禁”の“火気”くらいまでが被写界深度内。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー フェンスと鍵

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/200,  f1.8,  ISO 160  

描画については非常に上品という印象だ。色の出方も派手ではないが、とても色味が気に入っているRF35mmのように深みがあり、しっとりとして落ち着いている。ボケも柔らかくて最高に気持ちいい描画だ。最近はズームばかり使っていたが、ここまで心地よい写りをするとなると、単焦点に拘る人が多いのもなんだかわかる気がする。







135mm F1.8 DG HSM | Artの欠点

​像面位相差なら確実にピントが合うといったけれど、これもピント面の距離が遠ければそうとも言える。しかし、ピントを近くに合わせた場合はそうとも言えない。ボタンを押下してシャッターが落ちるまでの間にカメラや被写体が動くとピントがずれるかもしれない。そもそもフォーカスポイントを素早く確実に狙った場所に動かせるのか?

135mm f1.8の被写界深度は使ったことのない者にとっては恐ろしく浅くシビア。ほんの5cmピントを合わせる位置がズレただけで目は被写界深度内だが、鼻先がボケボケなんてよくある話だ。馬は顔の奥行きがすごいからね....このレンズで動物を撮りたい人はそういないと思うけど、もしそうなら必ずEOS R3以降のAFを搭載したカメラを使おう。

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 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/400,  f1.8,  ISO 200  

左の作例はまつげ全てが被写界深度内だ。右の作例はまつげ左側だけが被写界深度内。右の作例でも普通は合格だろう。もし、あなたがカメラマンなら右のピントでもクライアントに写真を提出できる。しかし、ピントがずれていることは自分自身が知っている。そんな写真をあなた自身は許せるだろうか?完璧主義者には厳しいレンズだ。

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 Canon EOS R8,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/1250,  f1.8,  ISO 200  

EOS R8を購入した。馬に瞳AFが効くのは最高だ....この距離でもf1.8だと被写界深度はこめかみから鼻先までしかない。ピントの管理がいかにシビアかがわかるだろう。馬は体高130cmくらいだと思う。首を起こせば身長160cmくらいか?となれば、撮影距離は7mであり被写界深度は30cm。ポニーの顔サイズを考えれば妥当な計算だと思う。

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 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/800,  f1.8,  ISO 100  

この章の最初の作例は5Ds R、次はR8。この作例はR。R8以外は1点AFを使用している。R8は被写体認識だ。馬は小刻みによく動く、それで私は何百回も撮影に失敗した。フォーカスポイントを狙ったところに持っていけなくて撮影すらできなかった写真は数万枚に登るだろう。撮れてるつもりでも微妙にピントがズレてた写真はいくらでもある。







等倍で見ていることすら忘れる圧倒的解像力

........135mm F1.8 DG HSMの解像力は次元が違う。まごうことなき5000万画素対応レンズだ。作例に使ったボディは、もちろん5060万画素の5Ds R。私はなんというかこのレンズにSIGMAの執念みたいなものを感じるね。あきらかに殆どのカメラボディにとってオーバースペックな性能のレンズだ。この章の作例はLightroomの無調整出力になる。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 解像力テスト1

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/400,  f2.8,  ISO 100  

5792x8688トリミングなしだ。身長は2m50cm位あるんじゃないの?体重は900kgあるらしい....彼をもっとハンサムに撮影できているんだが、ガチピンで写ってるのはこの作例だ....f値開放付近だと厳しい。ホント一眼レフじゃピントが微ズレする....5000万画素はピントのかすかなズレが気になるし、SS 1/320以上で撮らないと手ブレが発生する。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 解像力テスト2

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/400,  f2.8,  ISO 100  

3840x2160で切り出した。ああん?普通こんなにトリミングしたら、トリミングしたってわかるよな?これが全く分かんないなんだわ?ナンタッテ、トウバイデミテモワカンナインデスカラ........おっとあまりの解像性能に言語野がショートしてしまった。SIGMAが5000万画素対応 (キリッ って言ってるのに、だれも5Ds Rでレビューしてなくて悲しい。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 解像力テスト3

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/400,  f2.8,  ISO 100  

1920x1080切り出し....これを見て恐れおののけ。元画像の1/24サイズの切り抜きとなる。恐ろしい解像力だ。私はあまり解像力という言葉は使わなかった。解像“感”といってきた。ベイヤーセンサーの写真なんて、モザイク画みたいなものだと思っていたからだ。だが、5Ds Rと135mm Artの組み合わせは、Foveonセンサーの描画を凌駕している。







ポートレート

さて、皆さん大変おまたせしました。ポートレートのコーナーです。135mm F1.8 DG HSMを検討している人の殆どがポートレート撮影目的だろう。残念ながら被写体は人間ではなく馬。だが安心してほしい、私は馬ポートレートのスペシャリストだ。写真が好きなんじゃなく馬が好きだから写真を撮る....撮り鉄みたいなもんだな........いや、違うか。

わかってたことだけど、間合いが遠い。135mmの焦点距離で身長170cmの人間を全身収めて撮影すると、横位置の場合は8m程度離れる必要があるようだ。なんとなくやりにくそうな気がするけど........ただ、馬はバストアップの撮影をする場合、5m位は離れてないと頭が大きく写ってしまうので135mmくらいの焦点距離が最低でも必要になる。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 北海道和種1

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/250,  f1.8,  ISO 100  

135mm Artの描写に絶句してしまう。やわらかなボケ味や色味の良さは“満ち足りてなおも余りある”と表現したくなるほだし、ピント面の解像感は“エクストリーム”だ........実に饒舌だが気にしてはいけない。開放ということもあって玉ボケがレモン型だが、小さな木漏れ日がここまで大きな玉ボケになるとは。135mm f1.8恐るべし、である。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー ペルシュロン

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/1250,  f2.8,  ISO 100  

等倍で見ると、まつげにシャギーが出てるんだよねこの写真。詳しくないけどいわゆるモアレだよね?5000万画素の5Ds Rには殆どのレンズが解像力不足で滲んでいるようなもの。だから高周波を削ぐローパスフィルターなしでもモアレは出ない。そんな5Ds Rでモアレがでてしまうとは........135mm F1.8 DG HSMの解像力は驚異的というほかない。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 北海道和種2

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/500,  f2.8,  ISO 100  

最初の写真と同じポニー。この光質だとピント面のエッジが効きすぎた描画が気になる。毛の質感があまりに鋭く、テクスチャをマイナスしたくなるほどだ。ローパスレスボディと135mm Artの組み合わせは、描画が尖りすぎて撮って出しではポートレートに向いていなさそう。しかし、素材は良いのでRaw現像派には料理のしがいがあるだろう。







135mm F1.8 DG HSM | Artの特性

使うほどに、その完璧な写りに感心させられる135mm Art。このレンズの特性を見ていこう。135mm Artの欠点といえば単焦点レンズとは思えないほどの重量くらいか........もう一つの欠点はさっきも紹介したけど、滅茶苦茶シビアなところ。手ブレが原因だと思うが、甘い写りになりやすいのだ。使用に際してはボディ内手ぶれ補正がほしいところ。

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 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/250,  f2.8,  ISO 200  

f2.8まで絞り込めば、玉ボケは隅まで殆ど円形になるようだ。この作例、なぜか分からないんだけど解像感がいまいち無いんだよ、等倍でみたときの話だけど。多分手ブレが原因、動体ブレかもしれん........とにかくシビアなレンズなんだね135mm Artは....写りすぎるあまりに。だから、ミラーショックやシャッターショックでさえ命取りなのだ。

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 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/500,  f3.2,  ISO 200  

フレアは非常に上品で美しい。積極的に狙っていきたいところだが意図してフレアを出すのは相当難しいのである。私は馬を撮影するのにメインのシチュエーションが逆光だが、フレアが出た記憶が殆どない。同じSIGMAのレンズでも24-105mm F4 DG OS HSMはフレアが出やすく、しかもきったないレンズだ。凄くエモいので一瞥の価値があるぞ。

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 Canon EOS  R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/640,  f2.2,  ISO 100  

日陰の描写を見るとそのレンズの写りが分かる気がする。低コントラストの写真はごまかしが効かないからだ。作例を見てみよう。確かな解像感、色味は実に良い。作例はシャドーにオレンジ、ハイライトにブルーをのせている。曇天であるにも関わらず解像感は高すぎるほどだ。だから、テクスチャやシャープネスなどをイジる必要はなかった。







135mm F1.8 DG HSM | Artの逆光耐性

​私はズーム使いだから、単焦点レンズの逆光耐性を評価するのは難しい。ズームって使われているレンズの枚数が多いし、フードがワイド端に合わせて作られているのでとっても逆光に弱いレンズが多いのだ。100-400mm L IIなんてあんなに高額なのにフレアもゴーストも出放題だぞ........なんとかコーティングがどうだか偉そうに書いてあるのに....

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 逆光耐性1

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/640,  f11.0,  ISO 100  

135mm Artはびっくりするくらいフレアが出にくいレンズだ。太陽を画面中央に持ってきたが、フレアもゴーストも出ていない。画面に中央にあるフレアみたいな明るい部分は、太陽の光茫である。逆光であってもこれだけコントラストが出て色もしっかりしているから、このレンズの逆光耐性は極めて良好と言ってもいいんじゃないのか?

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 逆光耐性2

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/5000,  f1.8,  ISO 100  

レンズには、空気まで写し出すとかいう表現がある。ちょっと、私には何言っているかわからないが....私には空気が見えないのでね....だけど135mm Artもいわゆる、空気まで写し出すレンズなのだろう。空気が見えない私は仕方がないから砂埃を撮って、空気を写したと言い張るぞ。ちょっとゴーストが出てるね。ショベルカーのバケット下。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー フレア

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/1250,  f1.8,  ISO 100  

フレアが出ないわけではない。ただ、これほど濃く出たのはこのシーンだけだった。フレアが出てるのに、やたらこってりした写りだ。写真はライブビューのコントラストAFで撮影している。これだけフレアが出てると5Dsだと位相差AFが全くきかない。最終的に信頼できるのはコントラストAFって訳か?バチピンだしなコレ。ただし、おっそい....







夜景を撮ってみた

夜景撮影を困難にしているゴースト、どのくらい出るのか確かめてみた。カメラは三脚を使うということで、特に意味もなく5Ds Rだ。今回は私のお気に入り、BENRO GD3WHとか言う耐荷重詐欺の貧弱ギア雲台を使わず、Manfrottoの3Dスーパージュニア雲台 #115を使ったので少々風があったがブレはない。3way雲台はやっぱめんどいなぁ....

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー ひびき天然ガス基地1

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  "5.0",  f5.6,  ISO 100  

基本的には上下をトリミングしただけでLightroomで無調整出力。ただ、Lightroomのプリセットになぜか知らんが、5Ds R用のディティール重視がなかったのでテクスチャを+15した。気になるようなゴーストは出ていない。昔、この場所をEF70-200mm F4L IS USMで撮ったときは本当に酷かったよ。そこらじゅうに小さなゴーストが出ていた。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー EOS R8で撮った工場夜景をHDR合成した作例

 Canon EOS R8,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017  

​この作例はEOS R8で撮ったHDR合成写真だ。さて、写真を詳しく見てみよう。驚いたことに全くゴーストが出ていない。135mm Artは素晴らしく優秀なレンズだね....私がここまでレビューでレンズを褒めることは通常無い。残酷な期待とか、とんでもない欠点があるとか、他のレンズでいいだろといつも貶している。つまり、こいつは神レンズだ。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 夜の港

 Canon EOS 5Ds R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  "0.5",  f1.8,  ISO 100  

F1.8で露光時間0.5秒。0.5秒なら止まった瞬間を狙えば人物を撮影できる。暗くてもシャッタースピードが稼げるのがハイスピードレンズのメリット....というか、普通にISO感度上げろよって感じだが。このときは5Ds Rしか持っていなかった。MFしたがピントが甘い。多分前ピンになっている。こういうときミラーレスだったらAFで一発なのに。







適当にスナップ

私は普段、80%以上横構図で撮る。それは、他のレンズレビューを見てもらったら分かると思う。ただ、135mmは縦構図がハマる。私は何でもかんでも縦構図で撮影するスマホ中毒者じゃない。彼らは、そのうち2つの目が上下に並ぶ生物へと進化するだろう。人間がチンパンジーから進化したんなら、ヒラメ人間になってもおかしくないだろう?

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー スナップショット虹

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/320,  f5.6,  ISO 200  

ズーム出来ない。作例は、3030万画素のEOS Rで撮影して1/4のサイズにトリミングしてる。換算焦点距離270mmで760万画素。こ作例を横倒しにして、4Kディスプレイに全画面表示すると全く解像感が足りない。4Kに近いピクセル数があるのにだ。5Ds Rだとこれくらいトリミングしても十分な解像感あるんだけど。やはり、高画素は価値がある。

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art レビュー 石像

 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/160,  f3.5,  ISO 100  

高さ50cmくらいの石像を撮ってみた。すっごいボケるからf3.5まで絞ってるんだよこれ。皆さん本当に135mm f1.8なんてレンズが必要だろうか?70-200mm f2.8でも135mm開放ではめちゃくちゃボケるんじゃないか。ちなみに3m先の被写体を撮影した場合の被写界深度は 135mm f1.8で59mm、f2.8で92mmらしい。f2.8でも相当ボケる....

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 Canon EOS R,  SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art A017,  135mm,  1/200,  f1.8,  ISO 320  

開放f1.8、最短撮影距離。思ったより寄れないなといった印象だ。最短撮影距離は87.5cmと、多分これでもこの焦点距離では寄れる方なんだろう。だけど、いつも使っている100-400 L IIの最短撮影距離98cmと一眼レフ用の望遠レンズとしては稀に見る最大撮影倍率なので、どうしても寄れないなって思ってしまう。

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