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​​[レビュー]EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM | Flicker Mane
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[Review]


Canon
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 

EF最強の超望遠
ズームレンズ

​驚異のWixテクノロジーによって4Kディスプレイに対応した記事

 

更新 2024/02/02  

Firefoxで閲覧しないでください、画質が極端に劣化します。高画質を確認しているのはEdgeとChromeです。




イエス、キレた!!(レビューとは関係ありません)

....某日、神殿....「うわーっl!!」轟く怒号。ガシャーンッ、ジャリジャリーンッ!!なぎ倒される両替人の台、倒される鳩を売る人の腰掛け。一人の男が暴れている。困惑した人々は口々に言う「いっ、一体あの人は何でこんなことをしているんだ?」激しい怒り、深い落胆をにじませる男。息を荒げながら先生と呼ばれるその男は大声で叫んだ。

 

“『わたしの家は祈りの家と呼ばれる』と書いてある。それなのに、おまえたちはそれを『強盗の巣』にしている。”群衆の中から一人の人が歩み出ていった「あっ....あの人はナザレの人イエスじゃないのか?」....どうも皆フィリポです。不正に立ち向かう熱血教師物語、福音書。マジで面白いし、最高に熱い....いや、冗談抜きで暴れてるから。

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Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  241mm,  1/800,  f6.3,  ISO 125  

強盗の巣って聞いて、なんだか感じるところはないだろうか皆さん?その通り、ここ数年のwebのことだ。マジでどこに行っても金金金、拝金主義者のクズ共が....ステマや提灯記事、アフィカス企業がwebを強盗の巣に変えてしまった。2000年代はじめが懐かしいな、あのときは有志ばかりだったのに。しかし、彼らの声はもう誰にも届かない....




​EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM レンズレビュー

....どうも皆さん。​EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMといえば、超望遠域を使うユーザーにとっては憧れのレンズだ....だったというべきか?最近では時代はすっかりミラーレスと言った感じで、随分遅れて本気でミラーレスという戦場に参戦したCanonも怒涛の勢いでRFレンズの開発を進めている。RF100-500mmが発売されたのも記憶に新しい。

近頃は"ミラーレスカメラでの撮影はカメラに写真を撮らされている”とか言う非常に香ばしいコメントをする人も見なくなった。何が言いたいかというと、時代はミラーレス。RFレンズが充実してきたので、EFレンズが値下がりしてきている。コスパ最強になったEFレンズを手に入れるなら今だ!EOS RシステムでもEFレンズは完璧に動作する。

このレンズ、すごく値上がりしている。私が買ったときは新品24万だったのに今や30万だ。ちなみに私は中古美品を16万円で買ったぞ。SIGMAやTAMRONの100-400mmと比べると爆速AFや、望遠レンズとは思えない0.98mの最短撮影距離という強みがある。しかし、そこに魅力を感じないならサードパーティでいいかな。たっかいしこのレンズ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの写真1

Canon EOS M,  SIGMA 24-105 F4 DG OS HSM | Art 013,  68mm,  1/125,  f8.0,  ISO 100  

軽量コンパクトで優れたハンドリング。ズームリングのトルク調整をする機構があるので静物、動物どちらの撮影も快適にこなせる。また、スイッチ類は誤操作してしまうようなことはまずない。さすがは撮影を知り尽くしたCanonによる設計だ。TAMRON SP150-600mm G2はズームリングの重さとスイッチ誤操作で撮り逃がすこともよくあった。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの写真2

Canon EOS M,  SIGMA 24-105 F4 DG OS HSM | Art 013,  68mm,  1/125,  f8.0,  ISO 100  

レンズ重量1570グラム。上画像の組合せは3kgだ (プレート込み) 。ズームリングは、最も軽くすればインナーズームのEF70-200mm F4L IS USMとそれほど変わりないほどに軽い。逆に最も重くしておけば、自重でレンズが伸びるといったこともない。それから、爆速AFに手ブレ補正も4段分ある。撮影に集中できる使い勝手の良い優れたレンズだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの写真3

Canon EOS R,  SIGMA 24-105 F4 DG OS HSM | Art 013,  105mm,  "0.3",  f11.0,  ISO 100  

EOS R (1290g) に取り付ると、ちょうど三脚座のところに重心があるので自然に構えるとレンズが上を向く。だが、5DS R(1040g)では完璧な重量バランス。鏡筒が太いのが気になるが、もっと気になるのがこのレンズを持っているとジロジロ見られるところ。あと、小さなカメラを持った若者が逃げていくんだが........威圧感が凄いレンズだ。







スナップ的に撮影して撮って出し

Canon純正の現像ソフトDPPで無調整出力した作例。スタイルは全てディティール重視だ。ボディ側の設定が悪いのか、私のカスタムした忠実設定だと解像感がなさすぎた。DPPはポンコツな上遅いので、こだわりがなければ他のを使ったほうがいい。LightroomとPhotoshopはいつの間にか16コアに対応したので、Adobeフォトプランおすすめ。

この章以外はLightroomかPhotoshopを使っている。テレコンと組合せた作例ではPhotoshopのハイパスフィルター等用いて解像力を高めているので、あくまでも全ての作例がマキシマムな画質に調整されていると思って欲しい........あと、動物相手にSS 1/125の作例は連写で撮って厳選したものだ。等倍で確認したが被写体ブレは全くない。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響LNG基地の天然ガスタンク

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  220mm,  1/400,  f7.1,  ISO 100  

いい。まさに、EFの時代のCanonの写りと言った感じだ....まあ、本当はよく知らないんだが。私の以前使っていたEF35mm F2 IS USMやEF70-200mm F4L IS USMと似たような描画。多分、2010年代のEFレンズの色の出方、シャドーの締りなのだろう。ちなみにRF35mmはEFレンズとは違い、柔らかく、グラデーションが繊細で細緻な写りだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで撮影したメジロの写真作例

Canon EOS 5Ds R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  400mm,  1/400,  f6.3,  ISO 200  

この作例で見てほしいのはボケ味だ。2線ボケの傾向は一切見られず、ボケた被写体のエッジも比較的ソフトである。作例は5060万画素の5Ds Rで撮影して1/4ほどにトリミングしている。換算焦点距離800mm、これで1300万画素くらいだ....フルサイズの高画素機なら、レンズ1本で標準域から超望遠までカバーできる。皆はR5かα7R Vを買おう。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した玉ボケ

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  400mm,  1/60,  f5.6,  ISO 125  

大きなディスプレイで見てみるとボケの輪郭が際立って明るいところが気になる。非球面レンズは使用されていないので年輪ボケは気にはならない。私の使ってきたEF70-200 F4L ISやSP150-600mm G2はいずれも非球面は使っていないからか、どれも似た玉ボケだった。まあ、玉ボケに難があるのはズームレンズの宿命みたいなものだろう。




EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの弱点

私はこれから100-400 IIの弱点を語るので心して聴いてほしい。皆さんは私のことは信頼もしていい。なぜなら、私はアフィリエイターではないから....それどころか、私はこのサイトを運営するため2年一回、¥35,000も払っている....交通費を自腹で出してボランティアに行っているようなものだな。皆には損と思えることが、私にとっては得なのだ。

Canon EOS R8,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM  

広角端100mm。このように太陽が画面内にあると必ずゴーストが出る。これはまだマシな例であり以下の作例、つまりはもっと太陽の輝度が高い場合の方が、影響が強く出る。虚しい者がいる....そいつは、100-400 IIは夕日を写してもフレアやゴーストが出ないなどとぬかしていた。それで私は注意喚起のため動画を撮ったのだ。これもまた虚しい....

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS R8で撮影した逆光フレア、ゴースト写真作例

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  160mm,  1/125,  f5.0,  ISO 160  

実売26万円のレンズだが、画角が遥かに広い5万円以下のRF24-50mmよりも遥かに頻繁にゴースト出るのだ。しかもゴーストは目立つのが出るし、フレアも大胆である。このレンズは最新ミラーレスR8と組み合わせればより素晴らしい画質、一眼レフと組み合わせた場合よりも超爆速だ。しかし、現代の安物のレンズよりも遥かに逆光に弱い....

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Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM  

....と、まあこのようにフレアとゴーストが同時に出現している作例など上げたら枚挙にいとまがないのである。それこそ、動物撮影はその瞬間、その角度で、その表情のときに撮影しなければならない。だから、逆光に弱い100-400 IIのようなレンズでは自ずとこのような写真が沢山撮れる。風景写真ならハレ切りなどやりようがあるだろうが....




EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの解像力

ここの作例は明るさを少しいじってるだけで、基本的にはLightroomの無調整出力になる。優れたレンズの実力をEOS 5Ds Rでの作例を使って検証していこう。解像力には過不足がないといった感じで、トリミングしなければ満足できる画質だ....5Ds Rの中古価格がEOS Rの中古価格より高くなってるぞ。今時、誰がこんなポンコツ買ってるんだよ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで解像力検証1

Canon EOS 5Ds R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  135mm,  1/320,  f5.0,  ISO 200  

EOS 5Ds Rは5060万画素、ローパスフィルターレスのカメラだ........みなさんは、R5を上回る有効画素数を持つこのカメラを覚えておいでだろうか?そうだな、5Ds Rは値段の割には断然楽しめるね。画作りが気に入っているのでEOS Rより稼働率は高い。ただ、一昔前のAPS-C機みたいな性能なので永遠のサブ機って感じ。絶対EOS Rも持っていく。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで解像力検証2

Canon EOS 5Ds R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  135mm,  1/320,  f5.0,  ISO 200  

3840x2160切り出し。実に個人的な見解だが、大判印刷したり、大幅なトリミングをしなければこの程度の解像性能があれば充分だ。これ以上は等倍鑑賞マニアの領域である。私は等倍鑑賞マニアだ....だって、馬ってめちゃくちゃ大きいけど4K32インチのディスプレイに映しても小さく見える。そこで、5060万画素カメラで撮影して等倍鑑賞だ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで解像力検証3

Canon EOS 5Ds R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  135mm,  1/320,  f5.0,  ISO 200  

1920x1080。EF400mm F5.6L USMに匹敵するとされる解像力。400mm F5.6Lといえば1993年発売のレンズで凄くシャープなレンズらしい。しかし、現在の単焦点レンズと比べるとどうだろう?SIGMA 135mm F1.8 Artの意味がわからないレベルの解像力には遠く及ばない....カメラの画素数は増え続ける。5000万画素対応レンズは次元が違った....




中望遠、望遠、超望遠がこれ1本で

私はSP150-600 G2とEF70-200mm F4L ISを使って動物を撮影していたのだが、どうにも150-600の写りと使い心地が気に入らなかった。逆に70-200の方の写りはすごく気に入っていた。だが、壊れてしまったのだ....だから、これらのレンズを統合するため100-400に買い替えた。結果は大満足だ。写りも使い心地も、さすがはCanonといったところ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、ペルシュロンのほたる1

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  124mm,  1/250,  f5.6,  ISO 200  

EXIFは124mmだが、クロップしているので150mm程度の画角だろう。100mmスタートというのは、動物撮影では十分だと思う。反面、人間を撮るなら70-200がいいと思う。しかし、高倍率にしては切れ良い描画。実は、若干色味の違いはあるがSIGMAの24-105ARTと似た解像感なのだ....最高の組み合わせである。ズームの回転方向も一緒だしね....

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、ペルシュロンのほたる2

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  300mm,  1/320,  f8.0,  ISO 320  

70-200mmを使うと、もっと望遠側が欲しい。そうなるのは被写体との意思疎通ができない動物撮影あるある。動物の撮影でもスポーツの撮影でも、レンズ1本で撮れることが望ましいと思う。だけど、暗いレンズはだめだ。基本的にはシャッタースピードを高く保たねばならない。だから私は安価なRF100-400mm F5.6-8 IS USMを選ばなかった。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM +1.4x IIIとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、ペルシュロンのほたる

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM +1.4x III,  560mm,  1/320,  f8.0,  ISO 320  

テレコン1.4x IIIを使うと露骨に解像感が悪くなる。レンズの話題で等倍で見なければ云々の発言が価格コムでよく出てくるが、多分彼らは4Kディスプレイを使ってないのだろう....4Kだとわずかにピンと外しただけでも分かってしまう程である。個人的な見解だが等倍で見てピントのピークがよく分からなければ、4Kで見るとボケているように見える。




今まで使ってた望遠レンズと比べて

100-400 IIとEF70-200mm F4L ISの写りは似通っている。100-400mm IIは微妙にガサついた写りだが、両者の一番の違いはボケ味。F4L ISは二線ボケがひどすぎた。100-400のボケはズームとしては良いと思う。SP150-600mm G2もボケも良かった。しかし、画質的には比較にならない。150-600は描画がガサツだし、テレ端側がまともに解像しない

海外の有名な検証サイトの作例で確認したのだが、150-600の500mmと600mmの解像力は1.4xテレコンをつけた100-400 IIの560mmに劣っていた。SP150-600mm G2はテレ端側がまともに解像しない........知ってた。だって、その焦点距離で撮った写真はピントのピークがどこにあるかわかんないもんね....これもレンズを買い替えた理由だ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM +1.4x IIIとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、アパルーサのキヨヒメ

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM +1.4x III,  560mm,  1/400,  f10.0,  ISO 500  

このレンズはテレ側が弱い。そこで考えるのが、テレコンかクロップか?Youtubeを見てると、クロップがいいようだ。100-400 IIにテレコンをつけると画質は目に見えて落ちる上、AFが弱くなる。テレコンを使ってこの焦点距離を撮影するくらいなら150-600mmか、APS-Cか。低感度で撮れるなら、100-400 IIとAPS-Cのコンビが良さそうだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM. SP150-600mm G2とCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、アパルーサのキヨヒメ

Canon EOS R,  TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2,  552mm,  1/500,  f8.0,  ISO 250  

TAMRON SP150-600mm G2の500mm、600mmあたりの描画はボヤボヤっとしている。このレンズってAPS-C機でテレ端を使うと本当にピンぼけしたような画質........フルサイズでも、解像力の割と高い400mmまでは低感度で撮るとガッサガサでフルサイズで撮影したとは思えないガサツな写り。フルサイズ的な階調感、柔らかさが足りないのだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM. EF100-200mm F4L IS USMとCanon EOS R撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、ポニーのしんのすけ

Canon EOS R,  Canon EF70-200mm f/4L IS USM,  200mm,  1/250,  f4.0,  ISO 640  

EF70-200mm F4L IS USMとEF100-400 IIの描画の傾向は似ている。比較すると100-400 IIは写実的な写り、F4L ISはピント面も解像していながらなめらかで、しっとりと心地よい写りをする........解像力は同程度なのにだ。ただ、F4L ISは2線ボケがあまりにも酷く背景を選ぶ。DXOでは100-400 IIよりF4L ISの方が総合スコア上だ........数値などあてにならない....




EF100-400mm II のおすすめポイント

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMのおすすめポイントは3つある。まず1つ目は、Canon EFレンズの色味だ。TAMRONの150-600 G2はLightroom で好みの色にするのに苦労した........というか、EF70-200mm F4L IS と同じ色にすることができなかった。焦点距離の関係で撮影枚数は極端に少ないが、いいと思える写真が撮れるのはF4L ISの方だった。

2つ目は爆速のリングUSM。AFはかなり早い。おそらく、EFレンズの中ではトップクラスの速度を持っている。そして、3つ目は確かな解像感だ。私は、レンズを購入するとき非常に解像力を重視している。このレンズの解像力は単焦点のようではないが、等倍鑑賞マニアでなければ文句なしだろう。色味、解像力、使い勝手を兼ね備えたレンズだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、ポニーのしんのすけ1

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  200mm,  1/160,  f5.0,  ISO 250  

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで撮影したトビ

Canon EOS 5Ds R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM, 400mm,  1/1250,  f8.0,  ISO 320  

爆速AF!!5Ds Rで撮影して、かなりトリミングしている。使えば、本物のプロ仕様レンズだということが分かる。SP150-600mm G2は“こんなのプロは使わないでしょっ!”って素人ながらツッコミを入れたくなる要素がある。しかし、100-400 IIは全く違う。さすがスポーツやレースでプロカメラマンがが使っているレンズ、信頼感が段違いだ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで撮影したサギ

Canon EOS 5Ds R(x1.6 Crop),  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM, 400mm,  1/1250,  f8.0,  ISO 400  




100-400 IIにテレコンは金の無駄

5Ds Rの1.6倍クロップ。クロップの弱点はダイナミックレンジが落ちること。クロップしても画素ピッチが同じだからDレンジが落ちない?そりゃ頭でっかちになりすぎだ。写真を全画面表示よりも拡大すると写真のあらが見え安い。ノイズが原因だ。ノイズが多いとDRは落ちて見える。APS-Cは同じ画素ピッチなら拡大表示してるようなもの。

EOS RとEF1.4×IIIという組み合わせだと、明確にAF性能は悪くなる。厳密に言うと、悪くなっているかどうかはよくわからなかったのだが....EOS Rの場合、湖のような背景で大きくデフォーカスしている状況だとピントリングを回して被写体にピント面を近づけてやらないといけない。そうしないと、いつまで経ってもAFが迷い続けるのだ。

R8はテレコンをつけても被写体認識で全部ガチピン、凄すぎる。それにしてもRからR8、5年でこれほど進化するとは。ハイエンドが5年も経てばミドルロー以下になる。スマホやPCのようだ。テレコンをつけると画質的にははっきり言ってピントピークがわからないショボい写り。大きく写したい場合は、APS-C機で運用したほうが良さそうだ。

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Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM +1.4x III, 560mm,  1/640,  f8.0,  ISO 800   

上の作例100-400 II +1.4x IIIはほぼ完全に羽毛が溶けている。下の135mm Artの作例はより大きくトリミングしているが羽毛はしっかり解像している。結果は何度撮っても同じで、カメラがR8なので撮影に何度も失敗したとは考えづらい。上ISO640、下ISO160と同一条件ではないが、R8はISO640くらいで解像感が目に見えて落ちる機種じゃない。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS 5Ds Rで撮影したコブハクチョウ

Canon EOS 5Ds R(x1.6 Crop),  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM, 400mm,  1/800,  f8.0,  ISO 250  

テレコンなし作例。等倍でもエグい解像感。5Ds RのAPS-Cクロップは2000万画素弱くらいなので、2015年のAPS-Cと同程度の画質だろう。画素ピッチが狭い超高画素機やAPS-C機でも100-400 IIは充分な解像力を発揮する。一応言っておくが、テレコン作例もこのクロップ撮影もピントは写真の端だけど、性質上レンズの端の部分は使っていない。

山桜 メジロ

Canon EOS 6D,  TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2,  600mm,  1/320,  f8.0,  ISO 320  

SP150-600mm G2。テレコンにしろこれにしろ光が良ければ解像感はある。カメラは6D (2012)。トリミングしているので1200mm相当の画角。これを見ると野鳥や航空機が専門でなければMFTもAPS-Cもいらなくない?とは思う。ただ、私はパンフォーカスに憧れがあってスナップのときはいつもf16で撮る。MFTも欲しいがダブルマウントは....




​EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM まとめ

私自身、沢山のレンズを使ってきたわけでもないので、100-400 IIがどれほどのものなのか評価することは難しい。しかし、このレンズは24-105mm Artや135mm Artといった後発のレンズにも引けを取らない。SIGMAのArt lineと言ったら基地外向けのレンズだ。そもそも一眼で撮ることが基地外。Artで撮ってる奴は基地外の中の基地外だ。

 

....つまり私は基地外。そんな基地外御用達のレンズとためを張るなんて凄いことじゃないか....個人的にはSIGMAの100-400がプロ向けのSport lineだったら、SIGMA一択だったが.......どうあがいてもCanonに勝てないからContemporaryで出したのか?100-400の汎用性を考えると、Sport lineを出してない理由はそれくらいしかない。邪推かもしれんが....

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、北海道和種のハル3

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM, 255mm,  1/125,  f5.0,  ISO 200   

SIGMAとTAMRONも選択肢に入るが........どちらも、廉価レンズなのだ。AFでも、最短撮影距離でも劣る。ただ、100-400 IIは中古でもサードパーティ製レンズの新品価格の2倍だ。それでも100-400 IIを買った理由がある。ここは砂塵舞うポニー広場、プログレードの防塵防滴性能が必要なのだ........ホントはどうせ安物なんだろって眼中になかっただけ。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、135 ARTの作例

Canon EOS 5Ds R, SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art, 135mm,  1/250,  f1.8,  ISO 100   

SIGMA 135mm ARTの作例。個人的には135mm Artと雰囲気が似通っていると思うんだけどどうだろうか?ところで、Canon、SIGMA、TAMRONの100-400mmについては、デジカメinfoにLensTipのレビューの翻訳文が載っているのだが、解像力はどれも大した差がないそうだ。だけど雰囲気はどうだろうか?雰囲気こそが一番大事だと思う。

[レンズレビュー] EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとCanon EOS Rで撮影した響灘緑地ポニー広場の馬、北海道和種のハル4

Canon EOS R,  Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM,  182mm,  1/250,  f5.0,  ISO 160  

どのメーカーの100-400mmを購入しても後悔するようなことはないと思うが、レンズを選ぶ場合はスコアや文字のレビューではなく作例を見て欲しい。どれだけ描画が細緻かは、解像力の数値とイコールではない。ガサッとした写り、しっとりした写り、そういうニュアンスが重要だ。皆さんはよく作例を見て、吟味してレンズを選んでほしい。

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